お客様0から1年で年商8400万円 現役サロンオーナーが教える繁盛サロンのコツ

サロン経営初心者の不安や悩みを解決するサロン経営の教科書

エステサロンの開業費、運転資金

 

エステサロンをオープンしたい!

自分のサロンを持ちたい!

エステをやりたい!

 

私も、6年前にそう思い、

清水の舞台から飛び降りる覚悟でサロンを開業しました。

 

・ちゃんとお客さんが来るだろうか。

・売上が思うようにあがるだろうか。

・今の雇用されている会社を辞めてやっていけるだろうか。

・機械を買って、テナントを借りて、内装工事をして

ローンや借金が返済できるだろうか。

 

借金地獄に陥らないだろうか・・・(不安の妄想がどんどん膨らむ(^_^;))

 

まだやった事のない事って、

最初は右も左も分からないので不安で怖いのは当然です。

 

これまでたくさんの生徒さんや異業種からエステを立ち上げたいと

相談にこられるオーナーさん達と関わってきましたが、

悩みのナンバー1といえば、やっぱり

「上手くいくかどうか」ですね。

 

その不安を断ち切って、実際、行動に踏み切った人

サロンをオープンさせるし、

不安や迷いを断ち切れない、

確実な衝動にかられる「何か」が見つかっていない人は、

現状のまま、とどまっていますね。

 

かくいう私もそうでした。

独立したいとは思っていたけど、

お金がかかるし、給料がはいってこない生活はやっぱり不安だし、

信頼してついてきてくれている部下を見放すのは無責任かなって思うし、

何より、「どうやったら独立できるのか分からない」

の方が強かったです(^_^;)。

 

 

どうやっったら起業できるのか、

サロンを開業できるのか、

実際にサロンをオープンしたらどうなるのかが明確に見えないから

10年近く雇われサラリーマンとして悶々とする日々を送っていました。

 

でも、今思えば、

その10年で培った知識と、出会いと、経験があったからこそ、

今があるし、こうやってサロンを経営させて貰えてるんだなって思えます。

 

 

この話をしていると長くなりそうなのでこの話はまた今度。

 

さて、今日はサロンを開業する時のお金について具体的に書いていきます。

 

お店の規模

一人サロンか少人数サロンか大型サロンかによっても違いますし、

 

提供する施術やメニューの数、取り扱う機械によっても違ってくるので、

基本的な事と、私が実際にかかった費用を計算したいと思います。

 

①まずは初期費用はどのくらいかかるのか計算してみる。

 

家賃、光熱費、毎月必ず出て行くもの。

・3ベット(22坪)で家賃16万。
・初期費用(保証金、敷金、礼金)
・家賃の3カ月分が相場・・・私の場合は大家さんがしっかりした方だったので、 100万円くらいでした。

 

 

 

ベット・機械・消毒庫・スツール・ワゴンなどの大型備品。

・他にもタオルウォーマー・スチーマー・ヒートマット・カウンセリングテーブル・椅子・待合ソファ・受付台・レジ(一人サロンの方なら買う必要が無いものもあります。)

ベットが一番高いので、ビューティガレージさんや、セブンネット、メーカーさんのつてで中古を探したりしてみるといいかもしれません。

私の場合は、3ベットのサロンだったので全て×3セットかかりました。60万円くらい。削ったところは、タオルウォーマー。部屋が行ききできる内装にこだわったので、真ん中の部屋に1台置けば、カーテン越しから、ホットタオルが共有できるように節約しました。

失敗したのは、スツール。5000~6000円の安いものをネットのサロン商材屋さんで買いましたが、作りが甘く、座るクッションの幅がちっちゃくて、40分以上のフェイシャルコースではエステシャンが座っているのに疲れてしまいました。

 

 

 

 

タオル・シーツ類、消耗品を含めた小物

・タオル類……バスタオル、フェイシャルタオル、トイレのタオル
・シーツ類……大判シーツ、ペーパーシーツ、フェイス用ミニシーツ
・替えの下着類……ペーパーショーツやブラジャー、ガウンなど

・フェイシャルガウン、お手洗いに行く時用のガウン
・その他……スリッパ、化粧コーナーの備品、ヘアブラシなど

合計:10万円~20万円

 

たまに見かけますが、

スリッパに毛玉がついていたり、安い物を使っていたり、

黒ずみが気になる不衛生なスリッパのサロンがあります。

 

初めてのサロンで、初めてお客様が触れるサロンの備品は入り口で履くスリッパです。

美容にお金をかけられる人は、お金持ちのお客様が多いので、

出来る限り、質が良くデザイン性のあるもの、

サロンの内装と統一性のあるものを選んでください。

 

毛玉のついている安っぽいスリッパのエステサロンで

高いお金を使おうと思うお客様は少ないのではないでしょうか。

 

スタッフが使用するもの

・書類……カウンセリングシート、契約書類、筆記用具、領収書など

合計5万円

エステティック契約書と概要書面を使用してない個人サロン様がほとんどです。私が生徒さんのサロンチェックに行った時に初めに確認するのが契約書面があるかどうかです。

契約金額が5万円を超えるチケット販売があるか。役務提供期間が1か月を超える契約があるか。どちらかに該当する場合、必ず契約書面の交付が義務付けられています。

契約書面を使わなくてもいいメニューの作り方講座

おいおい、アップしていきますね。

 

また、領収書を準備してないサロン様もすごく多い。本人は必要性を感じていないから準備をしていないのだろうけど、会社を経営されている方や、会社役員の奥様などは必ず「領収書ください」っておっしゃられます。

「今、切らしてまして、次回準備しておきます」と言われても、サービスの質が低いサロンと判断されかねません。せっかく技術が上手で接客がやわらかくおもてなしが他で出来ていても、こんな些細なところで上客を逃してしまって売上が上がらないオーナーさんはたくさんいらっしゃいます。

上客目線に立って、サロン運営をするスキルを、是非、磨いてください。


・掃除用備品……モップ、ぞうきん、ほうきなど。トイレは毎回簡単に掃除できるグッズをそろえておきましょう。
エステティシャン用のマスク、エステシューズ

サロン開業の必需品

・BGM用オーディオ機器、花や観葉植物など
・その他……グラスやカップ類、茶葉など

 ・予約カード、ショップカード、必要に応じて名刺など。

合計10万円くらい

 

案外、忘れがちな備品

・事務用品……はさみ、のり、テープ、カッター、用紙
・シーツ類……替えシーツ、かけブランケット、(夏用・冬用)
コピー機、パソコンなど

合計8万円くらい

 

自宅サロンの方は、自宅に普通にあるものなのであまり困っているのを見かけませんが、自宅とは別にマンションの1室を借りて開業する人は、普段、当たり前に有るものがサロンにも置いておく必要があると「うっかり」させられます。

 

私がお店をオープンしたのが4月だったので、

一通り、開業資金を払いきった後、

冬用のベッドシーツを買っていなかったことや、雨が続いて、替えのガウンが無い!乾いていない!と急いで注文しなければならなかったり、壁掛け時計をつけたり、買った物を使用する際に、「トンカチは?ドライバーは?脚立が無い。電子レンジが必要、冷蔵庫が小さすぎて冷蔵庫保存の化粧品が入らない!」などなど、お金ってやっぱりかかるんだな~とつぶやいている事がありました。

 

スタッフが何名かいる状況であれば、色々協力して補える事が、

一人サロンの場合はそうはいきません。

 

 

ざっと、まとめてみましたが、

内装費、エステ機器を計算しないで、200万円ほどかかっていました。

 

一人サロンの場合3分の1としても60万円。

まあまあ、かかりますね。

 

私の場合、

内装費400万、エステ機器1500万、

かなり大がかりなサロンの運営にこだわってしまったので、

サロン開業時は公庫に借金をして2000万円からスタートしました。

 

ちなみに、自己資産(全貯金額)の3倍までは銀行さんや政策金融公庫さんがお金を貸してくれます。(それなりの事業計画書を書く必要があります。)

 

また、開業する時に、物件のそばで税理士さんを探して、

開業の相談に乗って貰ったので、

「運転資金は1ヵ月にかかる必要経費の3か月分が必要」と教えて貰いました。

 

実際、サロンをオープンして、

1か月目:売上9800円

2ヶ月目:売上40000円

3ヶ月目:売上350万

と、2ヶ月間は見通しがつかず、心臓が止まりそうなくらい不安な日々でしたし、

1か月目と2カ月目に、意を決して50万かけてオープン広告チラシをまいて、

2件しか問合せが来ず、戦略が外れて不幸のどん底を味わったので、

 

「運転資金は1ヵ月にかかる必要経費の3か月分が必要」

これは身を持って「そうだ!」って断言できます笑

 

 

よく質問を受ける

エステサロンの開業費、運転資金についての個別面談は、

随時、不定期ですが開催していく予定です。

 

本気で開業を考えているけど、資金は?準備は?何が必要?

といったことは、その人がどのくらいの規模で、どんなサロンを創りたいのかで

アドバイスは全く変わってきます。こうご期待!(*^_^*)